Ciudad de Bosque since 2001

星と音楽をテーマにした文化情報発信都市 

天体写真館(太陽系編)

2014年7月の満月
ビクセン製ED70SSで拡大撮影後、モザイク合成。


2014年1月の天王星
2014年1月22日(月)20:01、知立市にてタカハシ製FS-60CB+エクステンダー使用(=FS-60Q)による撮影。 惑星の中でも撮影難易度の高い天王星に挑戦し、3か月間レタッチの訓練の末に、ようやくこのお見せできる画像になりました。 光度的には6等星ですので、まず肉眼では見えず、都市部では双眼鏡でも導入に厳しい惑星です。 望遠鏡を使うと、鋭い恒星の中にぼんやりした青緑色の小さな球体のように見え、天王星だということがすぐに分かります。 F10.0の6cm鏡筒ですので非常に暗く、カメラのファインダーでは確認できません。高感度設定で露出時間を5秒もかけるとその姿が写し出されます。 しかしながら、光学系が非常に優秀ですので、シャープな天王星を捕えました。 これは動画撮影ではなく、NikonD5200で撮影した100枚ほどの画像の中からブレていない画像22枚をRegistaxで処理しています。


2014年の最接近日の火星
2014年4月14日(月)22:59、知立市にて笠井トレーディング製GS-200RCMによる撮影。火星は2年2か月に1度地球に接近します。極冠やエリシュウムの雲が写っています。最接近の日はとてもシーイングが良く、最高でした。


2014年4月の木星
2014年4月14日(月)20:25、知立市にてタカハシ製FC-100DFによる撮影。反射鏡が十分外気順応できてなかったので、10cmの屈折鏡で撮影しましたが、なかなか良く撮れました。表面を衛星が通過しています。


2014年4月の土星
2014年4月14日(月)23:32、知立市にて笠井トレーディング製GS-200RCMによる撮影。土星は毎年環の傾きが変わります。2014年は環がだいぶ見やすくなり、カッシニの溝も観測しやすくなりました。


内合11日前の金星
2013年12月30日(月)17:30、知立市にてタカハシ製FS-60CB+ビクセン製NPL10mm接眼レンズ使用による拡大撮影。 金星は非常に明るいので、表面の模様を写さない限りは赤道儀が要らず、惑星の中では手軽に撮影できます。 この写真も、赤道儀は使っておらず、カメラ三脚を使っています。 金星は月のように満ち欠けする惑星で、内合前後は三日月のような形になりますし、日々 の変化を写せば理科の自由研究テーマになりますね。 撮影時の天敵は、低空による大気の揺れです。連写で100枚は撮影しましたが、成功写真はたったの4枚でした(笑)。 この写真はその貴重な4枚をステライメージというソフトでコンポジットしています。


東方最大離隔2日後の水星
2014年2月2日(日)17:36、知立市にてタカハシ製FS-60CB+エクステンダー(=FS60Q)+ビクセン製NPL10mm接眼レンズ使用による拡大撮影。 水星の撮影最適時間は、一番高く見える時でも30分ほどと限られています。撮影前から自動導入機能である程度の場所を予測し、 水星が見え始めたらすぐに撮影に取り掛かります。そうしないと、あまりの低空で大気の揺れが酷くなるか、時間切れで沈みます(夕方の場合)。 明るさは1等星あるので、一度見つけてしまえば導入にはさほど苦労しませんが、やはり大気の揺れが天敵です。 この写真も本来半円状に写るはずですが、シーイングの影響で多少肥大化しています。


土星と衛星
2014年4月14日(月)23:42、知立市にて笠井トレーディング製GS-200RCMによる撮影。土星と衛星は比較明コンポジットし、衛星のそれぞれの明るさは調整しました。木星同様、土星も衛星の位置変化が楽しめます。


月面拡大
2014年5月10日(土)20:42、知立市にて笠井トレーディング製GS-200RCMによる撮影。月面南部のクレーター群です。


2月2日の二日月(月齢2.4)
2014年2月2日(日)17:54、知立市にてタカハシ製FS-60CBによる撮影。2月2日が月齢2だったので、ゴロ合わせが良いので撮ってみました。低空なのでシーイングは悪く赤みを帯びていましたが、カラーバランスはナチュラルに調整しました。